注文住宅を設計する最中に、予算がオーバーして困ることがあるでしょう。
予算がオーバーした場合は、現在の見積もりからコストカットする必要があります。
そこで今回は、予算がオーバーしてしまった場合にどうすれば良いのか、予算をオーバーさせないコツを紹介します。
□注文住宅の予算がオーバーしてしまったらどうするのか
予算がオーバーしてしまったら、どこをコストカットすると良いのでしょうか。
コストカットしても良い部分の一つ目は、設備機器です。
お風呂やトイレ、キッチンなどの設備機器は、少しグレードを下げても大幅な機能に変化はありません。
新機能よりグレードが低い設備機器を設置することで、少しずつ費用を削減できます。
コストカットしても良い部分の二つ目は、壁紙や床の素材です。
最近では、価格が安くデザインが良い壁紙や床がたくさんあります。
コストカットを実現するために、様々な種類と比較してみましょう。
一方、コストカットをおすすめしない部分は、柱や梁、屋根、壁などの構造部分です。
これらは、耐震や家の基礎的な部分に関わるところです。
柱や梁、屋根、壁をコストカットしてしまい、品質が良くないものになると住み心地に影響するため気をつけましょう。
□注文住宅の購入予算をオーバーしないコツとは
以下のような方法を参考にして、購入予算がオーバーすることを避けましょう。
1つ目の方法は、シンプルな設計にすることです。
間取りや設計が複雑なものだと、工事費用が高額になりやすいです。
複雑な形はやめて、屋根をシンプルにしたり、住宅の形を長方形や正方形のシンプルな構造にしたりすることで費用を削減できます。
生活に支障が出ない程度のシンプルなデザインを採用しましょう。
2つ目の方法は、上記でも紹介した通り、設備や材料のグレードを下げることです。
設備は、数十万円〜数百万円のものまで幅広い価格帯が存在します。
サイトで様々な設備や材料を比較して、低価格で高品質のものを選びましょう。
3つ目の方法は、家の面積を小さくすることです。
例えば、坪単価が30万円であれば、一坪を減らすだけで、30万円のコストカットに成功します。
使う頻度が少ないと思われる部屋の面積を小さくすることで、削減できるでしょう。
しかし、住宅が窮屈に感じたり、住み心地に影響したり、問題が発生する場合があります。
そのため、住み心地に影響を与えない程度で、実施することを心がけてください。
4つめの方法は、複数の建築会社に見積もりを依頼し、比較することです。
建築会社によって、価格に差が出ます。
様々な建築会社に見積もりを依頼して、低価格で見積もってくれる所を選ぶと良いでしょう。
しかし、中には手抜き工事によって低価格を提示する悪徳会社が存在します。
そのため、価格だけに注目せず、しっかり建築会社に説明を聞いてください。
□まとめ
注文住宅の予算をオーバーしないコツと、オーバーした場合どうするのかについて紹介しました。
様々な価格の設備、素材を比較し、ベストなものを見つけてくださいね。