「庭がない」「狭小住宅だから諦めていた」そんなあなたも、諦めるのはまだ早いです。
一戸建てに住む、家族とゆったりと過ごしたい、自然を感じながら生活したいと考えるあなたに、朗報です。
この記事では、狭小住宅でも実現可能な、アウトドアリビングのある家の間取りのポイントや注意点、魅力を解説します。
アウトドアリビングのある家を実現することで、家族で楽しめる、開放的で快適な空間を手に入れましょう。
アウトドアリビングのある家とは?
アウトドアリビングとは、家の中に自然を取り込み、屋外のリビングのようにくつろげる空間のことです。
ウッドデッキやテラス、バルコニー、屋上など、さまざまな場所を活用して作ることができます。
近年では、都会の一軒家でも、庭がない、狭小住宅でも、アウトドアリビングを取り入れる人が増えています。
では、アウトドアリビングには、どんな魅力があるのでしょうか。
1:家でもアウトドア気分が楽しめる
アウトドアリビングは、庭がない狭小住宅でも、気軽に屋外でリフレッシュできる空間が作れます。
例えば、マンションの上層階に設けた、眺めが素晴らしい屋上リビングは、都会にいながらリゾート気分を味わえます。
週末にキャンプに行くのは大変だけど、アウトドア気分を味わいたいという人にもおすすめです。
2:ステイホームでも外で食事ができる
毎日、家で家族揃って食事をする機会が増えたというご家族も多いのではないでしょうか。
「せっかくの休日だから、家族みんなで外食に行きたいけど、なかなか時間が取れない」
そんな悩みを持つ方もいるかもしれません。
アウトドアリビングがあれば、家の中でも、いつもと違う場所で食事を楽しむことができます。
例えば、ウッドデッキにテーブルと椅子を置いて、バーベキューを楽しむのも良いでしょう。
天気の良い日は、太陽の光を浴びながら、美味しい食事を味わえます。
また、夜は、ランタンの灯りを灯して、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむのもおすすめです。
3:お子さまやペットが安全に外で過ごせる空間
小さなお子さまやペットがいるご家庭では、安全面も考慮する必要があります。
アウトドアリビングは、室内から目が届きやすい場所にあるので、お子さまやペットが安全に外で遊べる空間としても最適です。
ウッドデッキやバルコニーに柵を設置すれば、さらに安全性を高めることができます。
また、アウトドアリビングを目隠しフェンスやパーゴラ、テラス屋根などで囲むようにすれば、プライバシーを気にせず伸び伸びと過ごせます。
魅力的なアウトドアリビングの作り方
アウトドアリビングは、ただ屋外に空間を作るだけでなく、工夫次第でさらに快適な空間になります。
家族が快適に過ごせる、魅力的なアウトドアリビングを作るには、いくつかのポイントを押さえましょう。
1:目隠しで人目を気にせずリラックス
アウトドアリビングは屋外に作るため、特に道路と接しているような場合、通行人から丸見えの状態になってしまいます。
せっかくのプライベート空間なのに、人目を気にしてリラックスできないのは残念ですよね。
そこで重要なのが、目隠しです。
目隠しには、様々な方法がありますが、自然の雰囲気を損なわないウッドフェンスなどが人気です。
また、目隠しだけでなく、プライバシーを守るだけでなく、お子さまやペットが外に出てしまうのを防ぐ効果もあります。
2:夜も楽しめる照明や電源を用意
アウトドアリビングは、昼間だけでなく、夜も楽しむことができます。
夜にバーベキューをしたり、星空を眺めながらお酒を飲んだり、ゆったりとくつろいだり、夜も快適に過ごすためには、照明や電源が必要です。
屋外で使用できる照明やコンセントがあると、夜も安心して過ごせます。
また、水漏れ防止用のカバーや盗電対策用の機器も併せて用意すると、より安心です。
3:アウトドア用の家具やハンモックでおしゃれに
アウトドアリビングに、一般的な家具を置いてしまうと、日光や風にさらされてすぐに劣化してしまいます。
そこで、おすすめなのが、耐久性が高いアウトドア用の家具です。
最近は、機能性とデザイン性を兼ね備えたおしゃれなアウトドア家具がたくさん販売されています。
また、ハンモックも、リラックスできるだけでなく、雰囲気を出すアイテムとして人気です。
ハンモックに揺られながら、昼寝をするのも良いですね。
4:屋根付きやタープ、東屋があると安心
アウトドアリビングは、雨や風などの天候に左右される場所です。
快適に過ごすためには、屋根があると便利です。
家の屋根を延ばして上部を覆うカバードポーチを取り入れると、雨の影響を受けにくくなります。
また、暑い日差しを避けられるため、熱中症対策としても役立ちます。
タープやオーニング、東屋などでアウトドアリビングの屋根を作るケースもあります。
家のデザインや家族のニーズに合わせて、適切なものを選びましょう。
アウトドアリビングのある家の間取りで気をつけたいポイント
アウトドアリビングのある家を建てる際は、快適な空間を作るために、いくつかのポイントに注意が必要です。
1:プライバシーの確保
アウトドアリビングは、屋外空間であるため、隣家や道路からの視線が気になる場合があります。
せっかくのプライベート空間なのに、人目を気にしてリラックスできないのは、残念ですよね。
そこで、プライバシーの確保は、重要なポイントです。
目隠しフェンスを設置したり、手すりを目隠し壁がわりにしたりするなど、工夫することで、プライバシーを守ることができます。
また、植栽を利用して、視線を遮るのも有効です。
2:照明・コンセント、水道
アウトドアリビングで、バーベキューやキャンプ、BBQなどを楽しみたい場合は、屋外用のコンセントや水道があると便利です。
コンセントがあれば、電気式のBBQグリルやランタンを使用できます。
水道があれば、食器を洗ったり、手を洗ったりすることができます。
敷地から使い方をイメージして、最も便利な場所に設置しましょう。
また、夕方や夜に使う場合は、屋外にもライトを設置しましょう。
3:土地選び
アウトドアリビングのある家を建てる場合、土地選びも重要なポイントです。
アウトドアリビングの前に遮るものがないか、キャンプやグランピングを楽しむなら、バーベキューや焚き火が問題なくできるかなどを事前に確認しましょう。
また、日当たりや風通し、周辺環境なども考慮して、理想のアウトドアリビングを実現できる土地を選びましょう。
アウトドアリビングを作る際の注意点
アウトドアリビングは、雨や台風など、天候の影響を受けやすい場所です。
快適に過ごすために、事前にしっかりと対策を立てておきましょう。
1:家具の選び方
アウトドアリビングに置く家具は、耐久性が高いものを選びましょう。
雨や風、直射日光に強い素材の家具を選ぶことが大切です。
また、屋外用の家具は、素材やデザインも豊富なので、インテリアに合わせたものを選ぶことができます。
せっかくのアウトドアリビングですから、おしゃれな家具を選んで、快適な空間を作りましょう。
2:メンテナンス
アウトドアリビングは、屋外に設置されているため、定期的なメンテナンスが必要です。
特に、木製家具は、雨や風、紫外線によって劣化しやすいので、定期的に塗装や防水処理を行う必要があります。
また、汚れやゴミなどもこまめに掃除しましょう。
こまめなメンテナンスをすることで、アウトドアリビングを長く美しく保つことができます。
3:虫対策
アウトドアリビングは、虫が寄ってきやすい場所です。
特に、夏場は、蚊やハエ、ゴキブリなどの虫が発生しやすく、快適に過ごす妨げになることがあります。
虫対策には、虫除けスプレーや蚊取り線香、虫よけネットなどを活用しましょう。
また、植栽を選ぶ際は、虫が寄ってきにくい植物を選ぶことも有効です。
まとめ
この記事では、アウトドアリビングのある家の間取りのポイントや注意点、魅力について解説しました。
アウトドアリビングは、家の中に自然を取り込み、屋外のリビングのようにくつろげる空間です。
庭がない狭小住宅でも、工夫次第で実現することができます。
家族で楽しめる、開放的で快適な空間を手に入れるために、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。