住宅にまつわるお役立ち情報を紹介します!

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住宅にまつわるお役立ち情報を紹介します!

新しくマイホームを検討中の方の中に注文住宅と建売住宅で迷われている方も多いのではないでしょうか。
注文住宅を検討中の方はぜひこの記事を参考にしてください。
この記事では注文住宅のメリットとデメリットや注文住宅契約の流れと注意点を紹介します。

□注文住宅のメリットやデメリットを紹介します!

はじめに注文住宅とは、土地を購入してから自身で自由に設計して建てる住宅のことです。
注文住宅には、1から自分で決める「フルオーダー」と、1部の決められた範囲をオーダーする「セミオーダー」があります。

注文住宅の大きなメリットは、自分で自由に設計して、自分だけのマイホームをつくれるところです。
自分のこだわりを細部まで実現できるのは注文住宅だけです。
建築会社に依頼すると、営業担当者だけでなく、設計者ともコミュニケーションが取れるため、具体的なイメージを伝えやすいでしょう。

また、注文住宅は建築の過程を確認できます。
実際に建築現場で、工事の様子を見て、気になることがあれば現場監督や担当者に話を聞いてみましょう。
自分の家の完成を1から見守ると、愛着も深まるでしょう。

注文住宅のデメリットは、購入前に実物を確認できないことでしょう。
注文住宅は実際に建ててみないとわからないため、完成まで実物は見られません。
間取り図で確認し、モデルハウスやパースで大体のイメージを膨らませるしかありません。

また、コストに関しても割高になってしまいます。
こだわりを実現するために全ての要望を取り入れてしまうとやはりコストは高くなってしまいます。
こだわるポイントの優先順位を決めて、予算内におさまるように計算しましょう。

□注文住宅の契約の流れを説明します!

注文住宅の契約の流れは7つのステップがあります。

ステップ1は、予算を考えて、イメージづくりをしておきましょう。
注文住宅建築にかかる費用と住宅ローンで借りられる金額を事前に調べておきましょう。
住宅ローンの借入額は金融機関ホームページのシミュレーションで簡単に出せるので活用してみましょう。

そして、建てたい家のイメージをしておきましょう。
イメージづくりのためには情報収集が大切です。
まず、建てたい場所や間取り、デザインを決め、事例集などを参考にイメージを具体化していきましょう。
家族間でもこだわりたいポイントを話し合っておきましょう。

ステップ2は、ハウスメーカー選びと土地探しです。
ハウスメーカーの中には、「建築条件付土地」を紹介してくれるなど、土地探しを手伝ってくれるところもあるので、まずはハウスメーカー選びから始めましょう。
ハウスメーカーを選ぶ際は、一社に絞らず、複数の中から比較、検討して選びましょう。
下調べをしてから、モデルハウスを見に行くことをおすすめします。

モデルハウスに行く際の注意点は、モデルハウスの見た目だけで判断しないことです。
展示されているモデルハウスは、追加費用でオプションが多くついたハイグレードな場合がほとんどです。
モデルハウスはあくまで参考程度に見にいきましょう。

次に土地が見つかっていない場合は、土地探しです。
土地探しは、まず不動産情報サイトで検索して相場を確認しておきましょう。
不動産会社に依頼しておいて、条件にあう土地が売り出されたら連絡してもらうようにしましょう。

ステップ3は、間取り図の設計と見積もりの提示です。
ハウスメーカーを数社に絞ったら、打ち合わせで、「見積概算、概要」「資金計画書」「簡単な間取り図」を作成してもらいましょう。
全てハウスメーカーによって違いが出てくるので、比較して、どこに依頼するか最終決定しましょう。

ここで重要なのが打ち合わせです。
打ち合わせの際の注意点を5つ覚えておきましょう。

1つ目は、予算の上限をしっかり決めて、伝えておくことです。
予算の上限が曖昧だと、想定外の見積もりを提示され、トラブルに発展するケースも多いので注意しましょう
はじめに予算をしっかり決めて、伝えておくと建築会社側も予算内のプランを提示してくれるでしょう。

2つ目は、事前準備をしておくことです。
事前準備とは家族間で優先順位を話し合っておくことです。
家族間でも理想のイメージは違ってくるため、打ち合わせの際にトラブルが起きないよう事前にこだわりたいポイントをメモして、予算の範囲におさめるために何を優先するか話し合っておくと打ち合わせがスームズに行えるでしょう。

3つ目は、完成希望の時期を決めておくことです。
大まかに計画を立てておくことで、スムーズに進められるでしょう。
「子どもの入学にタイミングに合わせて、入居したい」などの家族の事情に合わせて計画を建てるのも良いでしょう。
完成時期が長引く場合もあるので余裕を持って動き出しましょう。

4つ目は、打ち合わせの記録を取っておくことです。
注文住宅の打ち合わせでは決めることも多く、「言った言わない」のトラブルに発展することがあります。
互いの意見が食い違い、トラブルに発展しないように音声などで記録をとって、すり合わせ
を定期的にしましょう。

5つ目は、不安や疑問は解消しておくことです。
不安や疑問を抱えたまま、建ててしまっても手直しができず、取り返しのつかないことになってしまいます。
打ち合わせの段階で少しでも不安や疑問に思ったことは質問して解決しておきましょう。

以上が打ち合わせの注意点です。
理想のマイホームを建てるため、後悔のないように納得のいくまで入念に打ち合わせを行いましょう。

ステップ4は、工事請負契約を結びます。
ハウスメーカーと契約を結びますが、契約後に変更があると追加料金がかかってしまうため事前に契約内容をしっかり確認しておきましょう。
契約した際に手付金が必要な場合もあるため、キャンセル時の対応も聞いておきましょう。

ステップ5は、詳細な打ち合わせと計画を決めます。
具体的にすることは「地盤調査」「ローン審査」「市町村に建築確認」です。
簡易的な地盤調査を行い、ローン仮審査に申し込みます。
市町村に建築確認を申請し、許可が降りたらローン本審査を受けて金融機関と契約を結びます。

ここでプランに変更があった場合は、変更契約を結びます。
よくあるのが設備の調整や追加ですが、窓の位置やサイズの変更は再度建築確認の申請が必要となり、追加費用もかかってくるので注意しましょう。
また、建築確認申請後に変更できない箇所もあるため、事前に変更できる箇所を聞いておきましょう。

ステップ6は着工です。
ステップ5まで完了すると、いよいよ着工です。
工事を開始するにあたって、騒音トラブルを回避するため近隣住民に事前に挨拶が必要です。
自ら行くのが難しい場合は現場監督に任せることもできるので相談してみましょう。
工事中も定期的に現場に行き、様子を確認しましょう。

ステップ7は、引き渡しです。
建物が完成したら市町村による完了審査が行われ、検査済証が発行されます。
施主と立ち会って最終確認が終われば、正式に引き渡し完了です。
気になる部分があれば、修正してもらえます。

以上が契約の7つのステップです。
契約の全体の流れを把握しておくことが大切です。

□まとめ

注文住宅は自分こだわりを実現できます。
しかし、そのためには契約も多く、打ち合わせも入念に行わなければいけません。
慎重に事前準備をしっかりして、後悔のないようにしましょう。

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