住宅の収納を考える際、「どうしたら使いやすい収納になるのか」また、「使いやすくておしゃれな収納はないのか」と考える方は多いのではないでしょうか。
せっかく作った収納が使いづらく、後悔するのは嫌ですよね。
そこで今回は、納得のいく収納を作るために必要な情報をお届けします。
ぜひチェックしてみてください。
□収納を考える際のポイントについて
皆さんは、住宅の収納を考える際、どのようなことを意識していますか。
「とりあえず、広いスペースを確保できればいいか」このように、ぼんやりとしたイメージでなんとかなるとお考えの方は多いのではないでしょうか。
しかし、注文住宅では、実際に住宅で過ごすようになってから、収納で後悔する方が多いのが現状です。
後悔しない収納を考えるために、こちらでは、収納を考える際のポイントを4つご紹介します。
*今住んでいる家の不満なポイントをリストアップする
1つ目は、今住んでいる家の不満なポイントをリストアップすることです。
この方法は、理想の収納を考えるために重要なポイントです。
「奥行きがあり、モノを取り出しにくい」「取りに行くのに時間がかかる」など、不満をリスト化すると、何が問題なのか、そして改善点が見えてきます。
改善点を把握することで、同じ失敗を防げ、使いやすい収納に近づくでしょう。
*生活動線をチェックする
2つ目は、生活動線をチェックすることです。
こちらも、使いやすく、便利な収納を作るために重要なポイントです。
皆さんの思い浮かべる、理想の収納とはどのような収納ですか。
使う場所に使うものがあり、すぐ取り出せたり、戻したりできるのが理想ですよね。
生活動線をチェックして収納を考えることで、ものがどこにあったら一番使いやすいかわかります。
生活動線を把握し収納を考えることで、動線を短くでき、ストレスのない収納を作れます。
さらに、時間の節約につながるため、快適でゆとりのある生活を送れるでしょう。
*収納量を把握する
3つ目は、収納量を把握することです。
収納量を把握することは、最適な広さ、また収納のタイプを決めるのに欠かせません。
しかし、収納するものがどれくらいあるのか把握せず、収納を決めてしまうという方は意外と多いのです。
収納するものを把握しておかなければ、どのくらいの収納スペースがいるのか、またどんな収納スペースが最適なのかわかりませんよね。
作った後で、「もっと広い方がよかった」「もう少し狭くてもよかった」など後悔しないように、収納するものを把握しておく必要があります。
*予算の考慮を忘れない
4つ目は、予算の考慮を忘れないことです。
より良い収納にしようと考えていると、ついつい予算のことを忘れがちです。
予算をオーバーしてしまえば、収納の他にかけられお金が減ってしまいます。
注文住宅の場合、収納の他にも、間取りや、内装などこだわりたいポイントがたくさんありますよね。
予算を考慮するのを忘れていたため、「収納にお金をかけすぎて、他のところにお金をかけられなかった」と後悔するケースもあります。
さらには、「よくよく考えたら、必要なかった」と、必要ない収納にまでお金をかけてしまうケースもあります。
このようなケースを防ぐためにも、本当に必要かどうかをしっかり考え、予算をオーバーしないように収納を考えましょう。
□収納づくりのアイディアについて
ここまで、収納を考える際のポイントをお伝えしました。
収納を考える際、どのようなことに気をつけたら良いのかは理解できたかと思います。
しかし、ポイントを押さえても、どのような収納があるのかわからなかったら、なかなか収納を決められませんよね。
また、最近では、便利でおしゃれな収納も増えてきています。
そこでこちらでは、お部屋別にどのような収納があるのかご紹介します。
はじめに、玄関の収納についてご紹介します。
玄関は、家に入ってはじめに目に入る場所。
そんな「家の顔」と呼ばれる玄関は、すっきりと奇麗にしておきたいですよね。
そこで、すっきりとした玄関にするために、おすすめの収納がシュークロークです。
シュークロークとは、靴を履いたまま入れる、大きな収納スペースです。
靴の他にも、スポーツ用具やゴルフバッグ、さらに、アウトドアグッズやベビーカーなど
も収納できるので、外で使うものを室内に持ち込む必要がなくなり、とても便利です。
続いてご紹介するのはキッチンの収納です。
キッチンは何かとしまうものが多いですよね。
また、頻繁に出し入れするモノが多いため、収納は非常に重要なポイントです。
そこでおすすめなのはパントリーです。
パントリーは、食器や、調理器具、生活用品などさまざまなものを収納できます。
さらに、パントリー内は一定の温度が保たれるため、食器や調味料の収納だけでなく、食材のストックもできます。
よく使うものを取りやすい位置に、ストックのようなあまり使わないものは奥の方に収納すれば、使いやすい収納になりますね。
また、扉を閉めれば、中身も見えないので、見た目の問題もありません。
「たくさん収納したいものがある」という方にはとっておきの収納です。
キッチンと同じように、たくさんのものを収納する必要があるのが洗面所です。
タオルや、洗剤、さらに身支度で使う小物といい、たくさんのものがありますよね。
「ものが多すぎて、整頓ができていない」という方も多いはずです。
そんな方におすすめなのが、最近流行っている、「家事室」を洗面所の隣に設けることです。
「家事室」とは、洗濯をしたり、アイロンがけをしたり、家事をまとめておこなうスペースのことです。
「家事室」があれば、洗面所に収納するものを分散でき、ものが多すぎて整頓できないという状況を防げますね。
次にご紹介するのはリビングの収納です。
家族みんなが集まるリビングでは、しっかりと収納を考えないと、ごちゃごちゃしがちです。
そんなリビングでは、壁面本棚や壁面収納など見せる収納をうまく活用するのがおすすめです。
見せる収納にすることで、使いたいものをすぐに見つけられ、また、収納する場所が一眼でわかるので、片付けもしやすくなります。
子供に片付けの習慣をつけられ、常に片付いているリビングを維持できるでしょう。
トイレの収納は忘れられがちです。
そこでトイレの収納についてご紹介します。
トイレの収納として、「天袋収納」「造作収納」「コーナー収納」が挙げられます。
ここで注意が必要なのが、「天袋収納」です。
天袋収納は、スペースの確保が簡単なため、人気です。
しかし、位置が高いため、高齢になった時や、取り出しにくさが懸念されます。
そこでおすすめなのが、収納するものを厳選して、手洗い場にコーナー収納を作ることです。
これなら、位置が高くて取りにくいという悩みを解消できます。
また、収納するものを厳選すれば、そこまで広いスペースは必要ないので、確保できるでしょう。
最後にご紹介するのが、寝室の収納です。
寝室の収納におすすめなのが、ウィークインクローゼットです。
ウィークインクローゼットとは、人が中に入って歩けるサイズのクローゼットのことです。
衣類をまとめて、収納でき、身支度をクローゼット内で完結できるため、とてもおすすめです。
□まとめ
今回は、収納を考える際のポイントについて、また、お部屋別に収納のアイディアをご紹介しました。
納得のいく収納を作るために、ぜひ今回の情報を活用してみてくださいね。
また、注文住宅に関してさらに詳細を知りたいという方は、当社にお任せください。
当社の専門家が皆様を全力でサポートいたします。