お部屋の雰囲気を左右するのはクロス(壁紙)です。
しかし、クロスにはたくさんの種類があり、その中から住まいにぴったり合うものを見つけるのはとても大変ですよね。
そこで今回は、失敗しないクロスの選び方について解説します。
注文住宅をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
□クロスの種類はどれだけあるの?
クロス選びは、それぞれのクロスの柄や素材を理解した上で行うのが大切です。
今回は、日本で人気な4種類のクロスを紹介します。
日本で最もよく使われているのは、ビニールクロスです。
色や柄のバリエーションが豊富で、価格が安く、手入れをしやすいという特徴があります。
消臭や抗菌・汚れ防止の機能もあるため、さまざまな目的で使えるでしょう。
和紙・洋紙などの紙を素材として作られるのが、紙クロスです。
ヨーロッパの家庭では一般的に使われていますが、上品で優しい雰囲気を出すため、日本では和室によく使われます。
また、水に弱い性質のクロスもあるため、手入れをする際は注意してください。
織物クロスは、荘厳で高級感があり、美術館や高級ホテルでよく使われます。
日光や照明を柔らかく受け止めることで、部屋中に温かい雰囲気を醸し出すでしょう。
珪藻土クロスは、調湿効果や消臭効果をもち、自然素材特有の質感を味わえます。
しかし、汚れやすい特徴があるため、お子さんがいる家庭は注意が必要です。
今回紹介した以外にもさまざまな種類があります。
住まいの雰囲気やライフスタイルに合わせて選びましょう。
□クロス選びで押さえておきたいポイント
ここでは、後悔しないクロス選びをするためのポイントを3点紹介します。
1つ目は、クロス以外の部分を考慮して色合いを選ぶことです。
クロス単体で考えると、壁だけが目立ち、統一感のないお部屋になってしまいます。
床、ドア、家具など、クロス以外の部分に注目して、調和の取れた空間を作りましょう。
2つ目は、クロスの機能面に着目することです。
色や柄だけに注目しがちですが、クロスの機能性はとても重要です。
例えば、ペットを飼っているご家庭では、傷つきにくく、消臭効果があるクロスが適しています。
ご家族とどのような暮らしをしたいのかイメージすると、必要な機能も見えてくるでしょう。
3つ目は、大きなサンプルで確認することです。
人は目の錯覚により、明るい色は面積が大きくなるほど明るく見え、暗い色は面積が大きくなるほど暗く見えます。
サンプルが小さいと、完成後に想像していた色と異なるというトラブルも発生するため、大きなサンプルを参考にしてクロスを決めましょう。
□まとめ
今回は、後悔しないクロスの選び方を紹介しました。
注文住宅を建てるとき、クロス選びは誰もが悩むものです。
この記事を参考に、理想的なクロスを選んでいただければ幸いです。
注文住宅のクロス選びでお悩みの方は、ぜひ当社までご相談ください。