注文住宅をお考えの方で、浴室の間取りにお困りの方はいらっしゃいませんか。
浴室は、一日の疲れを癒す場所なので快適な空間にしたいですよね。
そこで今回は浴室の配置と、インテリアの選び方についてご紹介します。
□浴室を北側に持ってくる場合は注意
一般的に南側には家族とゆっくり過ごすためのLDKを、北側には水をよく使う場所が設計されることが多いです。
設計する上で、南側と北側の特徴は知っておきましょう。
一般的に南は明るく、光や風が入りやすいですが、北側は日当たりが良くないことが多いです。
そのため、北側に浴槽を設計する場合は注意しましょう。
北側に浴室を作る際に気を付けるポイントは2つあります。
1つ目は、換気をしっかりすることです。
北側は日当たりが悪いため換気をしないとカビや汚れの原因となります。
そこで、窓を設けて通気性を良くしたり、24時間換気をしておくなど湿気を溜めない工夫をしましょう。
加えて、窓を作る際には防犯対策をすることも大切です。
覗きや侵入の可能性があります。
特に1階に浴室を作る場合は、窓を大きくしすぎにないようにしましょう。
もし、どうしても大きい窓を設置したいという方はすりガラスをおすすめします。
また、安易に割れない頑丈なガラスを使用することも大切です。
2つ目は、浴室の位置関係を考えることです。
水廻りはなるべく一か所にまとめ、動線を短くすれば家事の効率が上がります。
キッチンとの動線は料理を作りながら洗濯できるように設計すると良いでしょう。
□浴槽広さにも注意が必要
浴槽の広さはお風呂が快適かどうかを決めるといっても過言ではありません。
足を伸ばしては入る人と曲げて入る人がいるように風呂の入り方は人によって様々です。
そこで、広さを決めるには、それぞれに合った入浴方法を考えましょう。
今回は入浴方法を3タイプ取り上げます。
1つ目は、幅が60センチから180センチの広さです。
この大きさは、足を延ばして入浴することができ、親子で入ったとしても窮屈でないでしょう。
2つ目は、幅が130センチから150センチの広さです。
身長170センチ前後の身長の人でもある程度ゆっくり入れます。
3つ目は、110センチの広さです。
この広さでは足を曲げないと入れないので注意しましょう。
大人1人で丁度良い広さは0.75坪、介護や子供と一緒に入るのに丁度いい広さは1.25坪、子供にとっても十分な広さは1.5坪と言われています。
加えて、脱衣所の広さも考慮することが大切です。
タオルや下着をしまうための収納スペースはもちろん、雨の日には部屋干しする際に使用できる広さを確保すると便利です。
□まとめ
浴室の間取りやインテリアの選び方について解説しました。
それぞれのスタイルに合った浴室を作り、快適なライフスタイルを目指しましょう。
この記事をご自身の浴室設計にお役立てくだされば幸いです。