“60歳になると仕事を引退し、子供も独立するので今までと生活が変わり、家を買い換えようと考えている人も多いのではないでしょうか。
定年後は趣味であふれる部屋にしたい、子供の部屋がいらなくなったので狭くしたい、そう考えている人もいますよね。
今回は、定年後に注文住宅を購入する時のポイントについて解説します。
□定年後に注文住宅を購入する際のポイントとは
まず、老後の生活を意識した資金計画を立てることが大切です。
定年後に住宅を建てるとなると年齢がネックとなります。
金融機関にもよりますが、一般的に75歳から80歳をローン完済の上限としているところが多いです。
そのため、60代で新しくローンを組むのは難しいでしょう。
貯蓄や退職金、これまで住んでいた家を売却するなどし、工面して下さい。
高齢になると今までの食費光熱費などの生活費にプラスして、医療費がかかることを覚えておきましょう。
病気やけがで思わぬ出費が必要な場合もあります。
定年後は収入源がなくなるのである程度の資金は確保しておきたいです。
またバリアフリーを意識して住宅を選びましょう。
60代はまだ元気なので足腰に問題ないと感じていても、10年20年と過ごしていると体力が衰え、階段の上り下りが大変になるものです。
そのため段差のない平屋を選びましょう。
住みやすい間取りにリフォームしてから住むという選択肢もあります。
最後は周辺住宅についてです。
歳を取るごとに病院に行く機会が増えます。
毎日行くとなると距離が遠いと大変ですよね。
また日常的に使うスーパー、ホームセンター、コンビニは近くにあるか確認しましょう。
今後車を使わなくなると考え、公共交通機関が整っている場所を選ぶと良いです。
□一戸建てとマンションでおすすめなのは
一戸建てとマンションどっちがいいかは良く聞かれる議論ですよね。
メリットデメリットを紹介しますので個人の状況、嗜好に応じて決めましょう。
マンションには、階段がないこと、戸締まりが玄関だけで比較的楽なことが挙げられます。
対して一戸建ては、暮らしに制約が少ないことが魅力でしょう。
規則に縛られずペットを飼ったり、庭でガーデニング、家庭菜園を楽しんだりできます。
□まとめ
今回は、定年後に注文住宅を購入する際のポイントについて説明しました。
歳を取ると体力が衰えたり、病院に通ったりすることになるので、今の生活ではなく数十年後を見据えて計画を立てることが重要です。
バリアフリー化、周辺環境について考えておきましょう。
それらを考慮し、老後の生活を楽しんで下さい。