静かな家に住むためには?注文住宅を建てる際の防音のポイントを解説!

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静かな家に住むためには?注文住宅を建てる際の防音のポイントを解説!

騒音問題は近所付き合いで特にトラブルになりやすい原因の一つです。
トラブルを防ぐためには防音性の高い家を建てる必要がありますよね。
今回は注文住宅を検討中の方に向けて防音性の高い家づくりのポイントを解説します。

□防音とは遮音と吸音が合わさったものである

防音性とは室内に入ってくる音や外に漏れる音を防ぐ性能のことを言います。
この防音、実は遮音と吸音に分けられます。
防音性な高い家を建てるのならこの遮音と吸音について知っておきましょう。

遮音は音が外に漏れださないようにする働きのことで、コンクリートや石膏、鉄板を用います。
具体的には音を跳ね返すことで遮断する仕組みで、外に漏れる音が小さいほど遮音性が高いと言えます。
しかし、遮音性が高いと音を跳ね返してしまう分音が反響してしまう可能性が高いです。
それを防ぐには吸音性を同時に高めましょう。

吸音性は音を吸収し、音の反射を防ぐ働きのことで、グラスウールやウレタンフォーム、ロックウールなどを利用します。
細かい穴や突起を作ることで音を取り込み拡散を防ぎます。
ただし、吸音性が高すぎると映画や音楽の反響音がなくなり、物足りなく感じることでしょう。
つまり、遮音性と吸音性のバランスが重要ということです。

□具体的な防音方法は?

防音工事の方法は求める防音性のレベルによって違います。
コストも変わってきますので、目的と照らし合わして自分に合った方法を選びましょう。

騒音が伝わる量を減らしたいだけであれば、防音材を壁の内側に入れるだけで十分でしょう。
使う素材によって効果やコストが変わるので、慎重に選んでください。

ピアノなどの楽器を家で使う場合や大音量で映画を見たい場合なんかは防音室を作るのも一つの手でしょう。
近所トラブルを防ぐだけでなく、家の中の他の部屋に音が響くのを抑える働きもあります。
広さ6畳程度でも100万円以上の費用がかかる可能性もあります。

できるだけ高い防音性を求めるなら、壁やドアを二重にするという方法をとると良いでしょう。
二重にすることで中を真空にし、伝わる振動を減らします。
さらに天井や床下に防音加工を施せばより確実に防音することができます。

ただし、壁が分厚くなるなどの欠点が生じてしまう点には目をつぶる必要があります。
家具や大型家電を置くことも考慮した上で設計するようにしましょう。

□まとめ

防音性の高い家づくりのポイントを解説しました。
遮音性と吸音性を高め、静かで快適な生活を送れる家を建てましょう。
ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください

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