畳リビングのアイデアとコーデ術でおしゃれ空間を実現!

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畳リビングは、近年人気が高まっているインテリアスタイルです。
和のテイストを取り入れつつ、おしゃれで快適な空間を実現できることから、多くの人が憧れる空間となっています。
しかし、いざ畳リビングを作ろうと思っても、どんな畳を選べば良いのか、どんなインテリアと合わせたらいいのか、悩みは尽きないものです。

この記事では、畳リビングの基礎知識から、コーディネート術、さらにはおしゃれで快適な空間を実現するためのアイデアまで、幅広く解説していきます。
畳リビングに興味があるけど、どこから手をつければいいか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

畳リビングの基礎知識

畳リビングを検討するにあたって、まず知っておきたいのが、畳の種類や色、敷き方といった基礎知識です。
畳は、古くから日本の文化に根付いてきた素材であり、近年では、その機能性やデザイン性から、再び注目を集めています。
畳リビングを成功させるためには、これらの基礎知識を理解し、自分の好みに合った畳を選ぶことが重要です。

1:畳の色

畳の色は、部屋の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。
伝統的な畳の色といえば、緑色を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、現代では、イ草だけでなく、和紙やポリプロピレンなどの素材も使用されるようになり、様々な色が登場しています。

・緑色
自然な風合いが特徴で、落ち着きのある空間を演出します。

・ベージュ色
明るく優しい印象で、どんなインテリアにも合わせやすい万能カラーです。

・灰色
スタイリッシュでモダンな空間を演出します。

・黒色
シックで高級感のある空間を演出します。

・その他
近年では、紺色やピンク色など、洋室にも馴染みやすい色も登場しています。

畳の色を選ぶ際は、部屋のインテリアや全体の雰囲気に合わせて、好みの色を選ぶようにしましょう。
例えば、明るい色の壁紙や家具には、ベージュや灰色などの淡い色の畳が良く合います。
一方、落ち着いた色の壁紙や家具には、緑色や黒色などの濃い色の畳が良く合います。

2:畳の種類

畳の種類は、大きく分けて「縁あり畳」と「縁なし畳」の2種類があります。

・縁あり畳
伝統的な和室で使われている畳で、縁と呼ばれる枠があります。
高級感があり、格式高い空間を演出したい場合におすすめです。

・縁なし畳
縁がないため、すっきりとした印象で、洋室にも馴染みやすいのが特徴です。
近年人気が高まっている琉球畳も、縁なし畳の一種です。

畳の種類によって、部屋の雰囲気や広さ、用途なども変わってきます。
リビング全体を畳にする場合は、縁なし畳の方が空間を広く見せる効果があります。
一方、リビングの一部に畳コーナーを作る場合は、縁あり畳と縁なし畳を組み合わせるのもおすすめです。

3:畳の敷き方

畳の敷き方は、部屋の広さや用途、インテリアに合わせて、様々なパターンがあります。
基本的には、畳縁が十字にならないように敷くのが一般的です。
また、床の間がある場合は、床の間と並行に畳を敷くのが基本です。
畳の敷き方によって、部屋の印象が大きく変わるので、事前にしっかりと計画を立てることが大切です。
専門業者に相談するのも一つの方法です。

畳リビングのメリットとは?

畳リビングは、見た目のおしゃれさだけでなく、機能性も抜群です。
フローリングとは異なる、畳ならではのメリットを4つご紹介します。

1:和のテイストを気軽に楽しめる

畳は、日本古来から使われてきた伝統的な素材です。
畳リビングにすることで、和のテイストを簡単に取り入れることができます。
洋風のインテリアに畳を取り入れることで、和テイストをミックスした、独特の雰囲気を楽しむことができます。

2:同じリビング内に一区画つくれる

畳リビングは、リビングの一部に畳コーナーを作ることもできます。
リビングの中に、くつろぎスペースやワークスペースなど、用途に合わせて空間を区切ることができます。

3:畳は柔らかく安全性が高い

畳はフローリングに比べて柔らかく、衝撃を吸収しやすい素材です。
そのため、小さなお子さんや高齢者がいる家庭でも安心です。
小さなお子さんが走り回っても、転倒時の衝撃を和らげてくれます。

4:走り回っても騒音が気になりにくい

フローリングは、音が響きやすく、特に小さなお子さんの足音が気になるという声も多いです。
しかし、畳は柔らかく、衝撃を吸収するため、音が響きにくいです。
そのため、小さなお子さんがいる家庭でも、騒音を気にせず、快適に過ごすことができます。

畳リビングは和風・洋風どちらにも合う?

畳リビングは、和風にも洋風にも合わせやすい素材です。
それぞれのテイストに合わせたコーディネート方法をご紹介します。

1:和風コーディネート

和風コーディネートでは、畳本来の素材感を活かしたインテリアがおすすめです。
例えば、竹や木製の家具、障子や襖、掛け軸などを組み合わせることで、伝統的な和室のような落ち着きのある空間を演出できます。
また、土間や掘りごたつを取り入れることで、より本格的な和風空間を楽しむことができます。

・土間
リビングと土間を繋げることで、開放的な空間を作ることができます。
縁側のように、畳リビングから庭に出入りできるのも魅力です。

・掘りごたつ
冬は暖かく、夏は涼しい、一年を通して快適な空間を作ることができます。
家族団らんの場として、リビングに掘りごたつを設けるのもおすすめです。

2:洋風コーディネート

洋風コーディネートでは、畳の素材感を活かしつつ、モダンなインテリアを取り入れるのがおすすめです。
例えば、ソファやテーブル、チェアなどの洋風家具と組み合わせることで、和テイストと洋テイストが調和した、洗練された空間を作ることができます。
また、カラー畳や縁なし畳を選ぶことで、洋室に馴染みやすい空間を作ることができます。

・北欧家具
シンプルなデザインとナチュラルな素材感が、畳の素材感と良く合います。
木のぬくもりを感じられる、温かみのある空間を演出できます。

・ソファ
畳リビングにソファを置く場合は、低めのものを選ぶと、圧迫感を感じにくいです。
壁際にソファを置くことで、畳スペースを広々と使うことができます。

畳を使っておしゃれで上質なインテリアを実現するには?

畳リビングをおしゃれにするためには、畳の色や敷き方、壁の色や素材、家具選びなど、様々な要素を考慮する必要があります。
ここでは、畳リビングをおしゃれにするためのコーディネート術をご紹介します。

1:畳の色と敷き方

畳の色は、部屋の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。
部屋のインテリアや全体の雰囲気に合わせて、好みの色を選ぶようにしましょう。
例えば、明るい色の壁紙や家具には、ベージュや灰色などの淡い色の畳が良く合います。
一方、落ち着いた色の壁紙や家具には、緑色や黒色などの濃い色の畳が良く合います。

畳の敷き方によって、部屋の印象が大きく変わります。
リビング全体を畳にする場合は、縁なし畳の方が空間を広く見せる効果があります。
一方、リビングの一部に畳コーナーを作る場合は、縁あり畳と縁なし畳を組み合わせるのもおすすめです。

2:壁の色と素材

壁の色や素材も、畳リビングの雰囲気を大きく左右します。
畳の色と調和する色を選ぶことが大切です。
例えば、畳が明るい色の場合は、白や薄いグレーなどの明るい色の壁が良く合います。
一方、畳が濃い色の場合は、濃いグレーや茶色などの落ち着いた色の壁が良く合います。

壁の素材は、壁紙、塗り壁、タイルなど、様々なものがあります。
それぞれの素材によって、部屋の雰囲気や機能性が変わります。
例えば、壁紙は、種類が豊富で、価格も比較的安いのが魅力です。
塗り壁は、自然素材で、温かみのある空間を演出できます。
タイルは、耐久性があり、汚れにくいのが特徴です。

3:家具選び

家具選びは、畳リビングのコーディネートにおいて最も重要な要素の一つです。
畳の色や壁の色、全体の雰囲気に合わせて、家具を選ぶようにしましょう。

・和風テイストの家具
竹や木製の家具、障子や襖、掛け軸などを組み合わせることで、伝統的な和室のような落ち着きのある空間を演出できます。

・洋風テイストの家具
ソファやテーブル、チェアなどの洋風家具と組み合わせることで、和テイストと洋テイストが調和した、洗練された空間を作ることができます。

・収納家具
畳リビングは、収納スペースが少なくなりがちです。
収納家具を活用することで、スッキリとした空間を保つことができます。

4:照明

照明は、部屋の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。
畳リビングでは、温かみのある照明を使うのがおすすめです。
照明の色温度は、3000K〜4000K程度のものが適しています。
間接照明を取り入れることで、より落ち着いた雰囲気を演出できます。

5:グリーン

グリーンを取り入れることで、畳リビングにアクセントを加え、より快適な空間を作ることができます。
観葉植物やドライフラワーなどを置くことで、空間を華やかにすることができます。

6:小物の活用

小物を活用することで、畳リビングに個性とアクセントを加えることができます。
クッションやラグ、絵画、写真などを置くことで、空間をより豊かにすることができます。

まとめ

この記事では、畳リビングの基礎知識から、コーディネート術、さらにはおしゃれで快適な空間を実現するためのアイデアまで、幅広く解説しました。
畳リビングは、和のテイストを取り入れつつ、おしゃれで快適な空間を実現できる、魅力的なインテリアスタイルです。
畳の種類や色、敷き方、壁の色や素材、家具選びなど、様々な要素を考慮することで、自分だけの理想の畳リビングを作ることができます。
この記事を参考に、ぜひ自分だけの畳リビングを作ってみてください。

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