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  • 2024.12.15

注文住宅の階段は間取りの要!種類・配置・注意点で理想の空間を!

注文住宅を建てることは、人生における大きな決断です。理想の住まいを実現するためには、間取りや内装、外構など、様々な要素を検討する必要があります。 その中でも、階段は住まいの顔ともいえる重要な要素です。…

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誰でも家を建てるというのは人生に何度も訪れるものではありません。だからこそ後悔しない、失敗しない理想の住まいを手に入れるために多くの情報を調べたり、専門家に相談したりすると思います。まずはマイベストHouseがあなたに必要なお役立ち情報をお届け致します。

注文住宅を考える方へ

いざ念願のマイホームを建てようとしても、費用や手続きなどわからないことが多いのではないでしょうか。家づくりは一生に一度の大きな買い物ですから、絶対に失敗するわけにはいきません。注文住宅を建てる際に必要な基礎知識と価格相場、家づくりのアイデアをご紹介します。

注文住宅の基礎知識

住宅には注文住宅と建売がありますが、注文住宅のメリットは間取りや広さなど、家の設計が自由にできることです。その分注文住宅のほうが割高になりますが、自分たちのライフスタイルに合わせた家づくりができます。

注文住宅には2種類あります。1つは、何から何まですべて注文できる住宅と、間取りやキッチン、風呂場などの設備がほぼ決まっていて、数種類の設備の中から選べるだけの注文住宅があります。もちろん、何から何まで注文できる住宅のほうが、高くなるのは言うまでもありません。注文住宅を建てるには、いくつかの工法があるのでご紹介しましょう。

木造軸組工法

日本の伝統的な住宅工法で、在来工法とも呼ばれます。土台や柱、梁などのほとんどの部分を木材で作るもので、現在でも多くの住宅がこの工法で作られています。家が自由に設計できるのがメリットで、間取りや屋根の形など柔軟に合わせることができます。

ただし、木材を組んで作るので、職人の技術によって出来上がりの美しさや耐久性に差が出やすいのがデメリットです。出来上がりについてはその場で指摘することもできますが、耐久性は年月が経たないとわからないので、後々の安心のためにも、信頼できる工務店を選ぶ必要があります。

2×4(ツーバイフォー)工法

北米から伝わった住宅工法で、従来の日本家屋が柱や梁で家を支えているのに対して、壁や床、天井などの面で強度を確保する工法です。すべてが規格化されているので、慣れない職人でもベテランでも、技術に差が出にくいのが特徴です。木造軸組工法の1.5倍~2倍もの耐震性があり、柱や梁を使わないので、同じ床面積でも間取りが広く取れるメリットもあります。ただし、すべてが標準化されているため、自由な設計がしにくいのがデメリットです。

プレハブ工法

規格が決められた部材を工場で作り、現地で組み立てる工法です。短い工期で完成するのがメリットで、組み立てるだけなので技術の差が出ないのが特徴です。しかし、ほとんどの部材が工場で作られるため、自由にデザインすることはできません。プレハブ工法で使う素材には、木材系、鉄骨系、コンクリート系の3つがあります。

注文住宅の価格相場

注文住宅を建てるのは、自分が所有する土地に建てる場合と、これから土地を購入して建てる場合があります。すでに所有している土地に建てるのと違って、これから土地を購入するのであれば、土地購入代金が住宅建築費用とは別にかかります。

注文住宅の建築費の平均は3300万円となっており、3000万円台で建てる人がほとんどです。2000万円台でも建てられますが、外壁材のグレードを落としたり、キッチンや風呂場に最新の設備を導入できないなどの制約が生じます。また、3000万円台なら取り付け可能なバルコニーが、2000万円台では取り付けできないなど、建て主の希望がかなえられない可能性も出てきます。

3000万円台でもすべての希望を満たせるとは限りませんが、優先順位の高い希望はほとんどかなえられるでしょう。4000万円台に近くなると屋根の形や外壁、バルコニーなどを自由に取り付けて、キッチンや風呂場の設備を最新にできるなど、多くの希望をかなえた住宅建設が可能になります。

家づくりのアイデア

家を設計する場合に見落としがちなもので、生活する上で非常に重要なのが収納スペースの確保です。家を設計する場合は、間取りを広く取ることを最優先に考えるため、最後に空いたスペースを収納に回そうとします。しかし、これでは十分な収納スペースが取れるはずはなく、家を建てて住み始めてから、収納スペースが少ないことの不便さを痛感する羽目になります。

もちろん、そこで後悔しても間に合いません。そこで、家を設計するなら多少間取りを犠牲にしても、収納スペースに余裕のある作りにしたほうが快適に暮らせます。

収納する量を把握する

家の設計段階で収納スペースを広く取るには、まず収納が必要な洋服などの量を把握することが大切です。この場合、現在収納が必要な量だけでなく、将来も見越す必要があります。若い夫婦でまだ子供がいなければ、子供が生まれると成長するにつれて、収納する洋服や玩具なども増えていきます。また、将来子供が増える可能性も考えて、できればその分のスペースも用意しておきたいものです。

ちなみに、将来子供が増えることは、多くの人が想定して家づくりをしますが、将来高齢となった両親と同居することは意外に忘れがちなものです。将来両親と同居する可能性があれば、最初からバリアフリーにしておくか、バリアフリーにしやすい作りにしておくといいでしょう。また、将来高齢者を住まわせる部屋は、風呂場やトイレに近い場所にするといった考慮も必要です。

収納スペースは1箇所に集中させるより、数か所に分散させたほうが使いやすくなります。押し入れやクローゼット以外にも、階段の途中や玄関などにも小さな収納スペースを設置できるので、いろいろ工夫してみましょう。

ウオークスルークローゼットが理想的

クローゼットを広めに取るとウオークインクローゼットが作れますが、可能であればウオークスルークローゼットにするともっと使いやすくなります。ウオークスルークローゼットは、2つの部屋をつなぐ動線にもなるので、家の中の移動も便利になります。ただし、ウオークスルークローゼットは、よほど間取りに余裕がないと設置できないので、普通の間取りであれば収納スペースを先に確保することを考えて設計すれば住みやすい家が作れます。

まとめ

住宅建築には、注文住宅と建売があります。注文住宅は自由に設計できますが、その分費用は割高になります。注文住宅にはいくつかの工法があります。木造軸組工法は、従来の日本の建築工法です。柱と梁で強度を保つ構造で、現在でも多くの家がこの工法で建てられています。

2×4(ツーバイフォー)工法は北米から入ってきた工法で、木造軸組工法と違って壁や床、天井などの面で強度を確保します。プレハブ工法は工場で主な部材を作り、現地で組み立てるだけなので短い工期で出来上がります。注文住宅を建てる費用は3000万円台が中心です。家を設計する段階で、収納スペースを十分に取ると住みやすい家になります。