注文住宅の流れとは?注文住宅が出来上がるまでの手順をご紹介します!

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新生活の想像を膨らませながら作り上げることができることが注文住宅の醍醐味です。
こんな間取りの家に住みたい、これは絶対に譲れないなど人それぞれ理想の住宅のイメージがあるでしょう。

今回は、理想のマイホームを実現するためにはどんなことが必要なのか、注文住宅が完成するまでの流れをご紹介します。

□注文住宅が完成するまでってどのくらいかかるの?

プランニングにかかる時間やどのような家を建てるかにもよりますが、8か月から15か月が一般的な期間と言われています。
1年くらいかかるということを覚えておきましょう。

□注文住宅の流れとは?

注文住宅の完成までの流れには9のステップがあります。

  1. 家や住みたいエリアのイメージづくり
  2. 資金計画
  3. 土地探し・施工会社選び
  4. 土地の売買契約
  5. 建設のプランニング・設計
  6. 見積もりの提示・仮契約
  7. 本契約
  8. 着工
  9. 竣工(しゅんこう)・引き渡し

それでは、この9のステップの内容を具体的に見ていきましょう。

  1. 家や住みたいエリアのイメージづくり

家を建てる上で一番大切な手順です。
どんな雰囲気の家にしたいかやどのエリアに家を建てたいかなど理想があると思います。
理想を叶えるためにも、この段階でしっかりとイメージを固めておく必要があります。

この土台のイメージがガタガタだと、人からの意見に左右され、完成した家が理想とは異なるといった問題が出てきます。
そのため、暮らしのイメージを持っておくということが重要となります。

イメージが湧かないという人はInstagramやネットに掲載されている写真などを見ながら、外観や内装などのデザインの参考にしてみると良いでしょう。

また、ここだけは譲れないという条件を決めておくこともおすすめです。
例えば、南向きがいいとか近くに公園が欲しいなどです。
条件があることで、その後のステップがスムーズに行われるようになります。

  1. 資金計画を立てる

資金計画は、土地代や建物代のめどを立てることです。
理想は高くても予算に合わないということがあります。
建物にお金をかける場合、土地代を安くしたいですよね。

しかし、治安や立地を考えると土地代を削減しすぎることは困難です。
このように、土地代と建物代の相場がどのくらいなのかを知ったうえで、予算の設定をしていきましょう。

ここで役立つのが、1で行ったイメージづくりです。
ここだけは譲れないものがあるだけで、何を削ることが出来るのか、優先順位をつけることができます。

優先順位をつけることで、理想の家にまた一歩近づいていきます。

また、自分に合ったローン選びも大切です。
住宅ローンには、民間の金融機関から融資を受けるものと国が融資するものがあります。
長い間返済をしなければならないため、ローンを比較しながら選んでいきましょう。

  1. 土地探し・施工会社選び

ここでついに土地と施工会社を探していきます。

まずは、不動産会社に土地の相談をします。
土地によっては、建てられるものが限られることがあります。
住宅街の場合、家の方向が希望に沿わないこともあるでしょう。
大きい庭が欲しい人は十分な広さの土地が必要です。

理想のイメージ像がはっきりしていなければ、土地選びから失敗してしまう為、注意が必要です。

また、土地選びと並行して施工会社を探すようにしましょう。
不動産会社は建築のプロではありません。
どのくらいの広さがある土地ならば理想の家が建てられるかが分からない場合もあるでしょう。

不動産会社には、立地の良い土地を探していただき、その中から理想に近い土地を施工会社と相談するというようにそれぞれの得意分野を生かして探すようにすると良いでしょう。

そして、多くの施工会社があります。
その中で、一番理想に近い家を建ててくれる施工会社を探していきましょう。

  1. 土地の売買契約

土地の購入が必要な方は、土地の売買契約を行います。
一般的には、契約を結ぶときに手付け金を支払います。
手付金は、土地代金の10パーセント程です。
賃貸での敷金礼金のようなものです。

手付金以外にも仲介手数料や契約印紙代などの諸費用がかかる場合があります。
事前に契約時に必要な費用やいつ支払うかなどを確認しておきましょう。

  1. 建物のプランニング・設計

気になる建築会社やハウスメーカーなど数社に「簡単な間取り図」「見積もり概算」「資金計画書」の作成を依頼し、検討します。
1でイメージしたものを書き出しておき、施工会社との打ち合わせの時に提示するとスムーズにプランニングを行うことが出来ます。

・リビングの広さ
・和室の有無
・間取りに対する要望
・キッチンやバストイレのグレード

などを打ち合わせの段階で伝えておくと見積もりを出しやすくなるので、あらかじめ書き出しておきましょう。

また、施工会社を決める際は、担当者との相性が良いか、サービスが充実しているか、イメージに近い間取りを提案してくれるかなどを意識しながら比較していきましょう。

  1. 見積もりの提示・仮契約

施工会社を1社に絞ることが出来たら、仮契約を結び、より具体的にプランを詰めていきます。
仮契約時に、申込金として5万から10万円必要となる会社もあります。
事前に確認が必要です。

  1. 本契約

最終的なプランや金額、工期が決まると、本契約を結びます。
トラブルが発生した時の解決は、契約書に記された内容をもとに行われます。
契約書の内容をしっかりと把握し、結ぶようにしましょう。
特に追加費用がかかるといったトラブルが起きないよう、しっかりと確認をしましょう。

本契約を結ぶと、住宅ローンの「本審査」を受けられ、本審査を通過すると住宅ローン契約を行います。
本審査は、1週間から2週間が一般的ですが、3週間以上かかるケースもあります。

  1. 着工

すべての契約を終えると、工事の着工に進みます。
住宅の完成を待つだけではありません。
着工前と後でやることがあります。

着工前は、近隣への挨拶と必要な方は地鎮祭を行います。
工事中は騒音や道を封鎖してしまうなどご近所に迷惑をかけることになります。
トラブルにならないように挨拶と工期などを伝えるようにしましょう。

着工後に行うことは工事の進捗状況の確認です。
職人さんとのコミュニケーションを取ることが良い関係性を築くことにつながるため大切です。
また予定通りに進んでいるのかを聞くこともトラブルを防ぐうえで大切です。

施工現場に積極的に足を運ぶようにしましょう。

  1. 竣工(しゅんこう)・引き渡し

いよいよ建物の完成です。
まず、完成立会いで最終チェックを行い、不具合があれば修繕作業に移ります。
その後、建築基準法に基づいた、「第三者機関による完了検査」を行い、通過すると引き渡しの為の手続きは終了となります。

そうして、正式な引き渡しとなります。

□まとめ

注文住宅は、様々な人の夢が詰まった建物です。
自分の思い描く理想の住まいをつくりあげることができます。
しかし、それをつくり上げるためには、多くの準備と協力が不可欠です。

プランの設計から着工までには、不動産会社と施工会社の方の協力を得ていることを忘れてはいけません。
一人一人に合ったプランを何度も何度も練り直しているのです。

理想に近づける為にも、イメージを固めておくことが大切です。
イメージの軸がずれないことにも役立ちますが、不動産会社や施工会社の方の負担を減らすことが出来ます。

着工から完成には、施工会社だけでなく近隣の方の協力を得ています。
一つの住宅を建てるまでに多くの人が関わっています。
そのことを念頭に置き、素敵なマイホームを築いていきましょう。

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