注文住宅のおすすめの間取りとメリットをご紹介します!

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快適で居心地の良い家にするためには、住宅性能や広さ、外観など、たくさんの要素があります。
注文住宅は自由度が高い分、自分たちで考えなければならないことだらけで、何が良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。
今回は、間取りに焦点を当てて、おすすめの間取りとメリットについてご紹介します。

□スキップフロアの役割とメリットとは?

スキップフロアとは、フロアの高さを半階層ずらすことで、中2階や中3階をつくることをいいます。
似ているつくりとして、「ロフト」が挙げられます。
ロフトとは、建築基準法によって「天井高さ1.4メートル以下かつ下階の床面積の50パーセント以下でつくる床面積に含まれないスペース」と定められています。

スキップフロアは、部屋の間は壁や窓で仕切られていないため、部屋が開放的に見えるのがメリットです。
それに対して、ロフトは主に収納スペースといった補助的なスペースとして利用されます。

狭い土地で十分な居住スペースを確保しようとすると、階数を増やして高さを確保する必要があります。
法律で家の高さを制限されているようなエリアや高低差のある場所、狭い敷地などに家を建てる場合もあるでしょう。
そこで、スキップフロアをつくることで有効面積を増やすことができます。

また、スキップフロアをつくると、1階や2階と半階層ずらした床や天井の間に天井の低いスペースが生まれます。
この場所は収納のスペースとして活用することができ、狭小地でも有効な床面積を生みだせます。

□吹き抜けの役割とメリットとは?

吹き抜けとは、複数階にまたがる連続した空間のことをいいます。
1階部分の天井と2階部分の床を抜いた空間をつくることで、縦空間を2層分に広げることが可能です。

まず、開放的で広く感じる空間をつくれます。
吹き抜けをつくると、自然と天井が高くなります。
また、吹き抜けのある住宅では壁が少ないです。
あまり広くなくても、視線の抜けをつくることができ、開放感があるため広さを感じられます。

吹き抜けは2階に設置するのが一般的です。
2階から入る光は1階や部屋の奥の方まで届くため、住宅全体を明るくできます。
日の光が入る住宅を希望される方におすすめの間取りです。
また、吹き抜けを設置することで空気が循環しやすく、風通しが良くなります。

また、家族間でのコミュニケーションがとりやすくなります。
通常、1階と2階は別々の空間という認識になっており、1つ1つが閉鎖的な空間となってしまいます。
しかし、床・天井という仕切りがないため、家族の気配を感じやすくなり、どの場所からでも声をかけやすいのです。

□ビルドインガレージの役割とメリットとは?

ビルドインガレージとは建物の中に車やバイクを駐車できるスペースを確保した住宅のことをいいます。
簡単に言い換えると、建物の一階全て、または建物の一部をガレージとして使用する間取りのことです。

まず、ビルドインガレージは、限られた敷地を無駄なく活用することができます。
特に都市部では土地が狭いため、駐車場や庭などのスペースを確保することがなかなか難しいのではないでしょうか。
こんなときに、ビルドインガレージをつくることによって建物のスペースをそのまま駐車場にできるのです。
また、シャッターやドアを設置すれば、完全に雨風をシャットアウトすることが可能です。
ビルドインガレージは車から家の中までの距離が短く、外に出る必要がないため、雨に濡れることなく荷物の移動や車の乗り降りをスムーズに行えます。

さらに、ビルドインガレージの占める面積が延べ床面積の5分の1以下であれば、 床面積に含まれないため、そのスペース分の固定資産税を抑えられます。
しかし、住居の設備によっては、固定資産税が安くならない場合があります。
自治体によって固定資産税の規定が異なるので、ビルドインガレージの面積も含めて、ハウスメーカーに相談するようにしましょう。

□インナーバルコニーの役割とメリットとは?

インナーバルコニーとは、住宅の2階以上の部分に設置する”バルコニーが建物の内側に引っ込んでいる状態”のバルコニーのことをいいます。
「サンルーム」という似ている間取りがあります。
サンルームとは、太陽の光を多く取り入れるためにガラス張りにした部屋のことをいい、庭先にせり出しています。

インナーバルコニーは、屋根はありますが外とつながっており、あくまでも屋外という扱いですが、外の環境に影響されにくいメリットがあります。
これに対して、外とは遮断されているため、一つの部屋として使えます。

普通のバルコニーとは異なり屋根があるため、天候に左右されることなく洗濯物を干すことができます。
大抵の雨風はしのげるため、バルコニーに物を置いておいても、雨に濡れて傷んでしまう心配をせずに済みます。

また、屋外との境界を曖昧につくることで、リビングの延長のような感覚で使用することができます。
広さを感じやすくなるだけではなく、外の光や風が窓からほどよく入ってくることで開放感のある空間を演出できます。
そのため、自然と使用頻度も多くなるでしょう。

さらに、人の目を気にせずにプライベートな空間をつくることが可能です。
ガーデニングや家庭菜園、日曜大工といった趣味の作業スペースにも適しています。

そして、インナーバルコニーを設置することで、建物自体が安定します。
そのため、構造上は災害時でも安全な設計といえます。

□書斎の役割とメリットとは?

書斎とは、仕事や趣味の作業をする空間や場所のことをいいます。
新型コロナウイルス感染拡大によって、「テレワーク」が仕事の方法の1つの選択肢になっています。
コロナ渦以前は、オフィスで会議やデスクワークをするため、家の中に仕事をする場所をわざわざつくる必要がありませんでした。
今回、いざテレワークをしようとすると、リビングで子どもの傍だったり、無理やり狭い空間をつくりだしたりと仕事をするのに適した環境が無かった人も多いのではないでしょうか。

リビングのテーブルで作業することも可能ですが、作業の途中でも毎回片づけなくてはならず、非効率的です。
そこで、書斎を別に設け集中できる環境をつくることで、誰にも邪魔されることなく、作業に集中して取り組みやすくなります。
また、大切な書類や個人情報など、見られたくない・触られたくないものもあるのではないでしょうか。
書斎を設置すればそのまま席を離れられ、片付けの手間を省けるのです。

さらに、書斎は作業スペースだけではなくプライベートの空間としても活用できます。
1人の時間を過ごせる環境をつくることで、プライバシーが確保でき、家でストレスを感じにくくなるでしょう。

書斎があることで他の空間との境界線ができます。
書斎だけで仕事をして、それ以外の場所では仕事をしないようにすることで、気持ちのON/OFFを切り替えられ、仕事と私生活のメリハリをつけることにつながります。
これによって作業効率・生産性が向上するでしょう。

□まとめ

今回は、おすすめの間取りとメリットについてご紹介しました。
注文住宅であれば、自分のライフスタイルや理想に合わせた間取りを考えられます。
どの間取りも、実際にどのように活用するのか具体的にイメージをすることが必要不可欠です。
さまざまなアイデアを参考にして、住みやすい理想の家づくりをしましょう。

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