注文住宅を建てる際に、費用はどのくらいかかるの?

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注文住宅を建てる際に、間取りはもちろん、費用も気になります。
通常の家よりも費用の掛かる注文住宅においては、いつまでにそのくらい用意すれば良いのか、わからないでしょう。
この記事では、かかる費用を種類別に紹介します。
また、どのように予算を決めるのか、それをいつまでに用意すれば良いのかも解説していきます。
コストの削減するポイントも紹介するので、これから注文住宅を建てようと考えている方必見の記事となっています。

□注文住宅にかかる費用の内訳をご紹介!

注文住宅を建てる際にかかる費用は、大きく分けて「本体建築工事費」「別途工事費」「諸費用」「土地の購入費」の4つがあります。

まず、「土地の購入費」は、不動産会社への仲介手数料や登録免許税が必要です。
土地の所有に当たって、固定資産税や、都市計画税などの税金が課せられることも考慮しましょう。
仲介手数料は、土地売買の約3%+ 6万円が上限とされています。
様々な手数料がかかるので意外に、多額になることも少なくありません。

「本体工事費」は、全体の70%以上も占めるものです。
仮設工事費や、基礎工事費、本工事費、内外装工事費、エアコンなどの設置費や、設計料も含まれます。
注文住宅では、建設費以外の設計料がかかることが特徴です。
一般的に設計料の割合は、3000万円の木造住宅では、10~15%程度の費用を要します。

別途工事費は、総費用の15〜20%が目安です。
その中には、駐車場や庭、門などの外構工事費や、水道管やガス管を敷地内に引き込む工事費用、照明やエアコンなどの購入費などが含まれます。
地盤の強さによってもプラスで費用がかかることもあるので注意が必要です。

諸費用とは、建物や建物周りの建築工事以外にかかる費用のことです。
住居を建築するに当たって、工事費以外にも様々なことにお金がかかります。
ハウスメーカーや工務店の契約にかかる費用や、住宅ローンにかかる税金もここに含まれます。
また、保険料も諸費用に含まれています。
この諸費用は、総費用の約5〜7%程度です。

□予算はどのくらい?

注文住宅はその家の間取りやオプションを付けることも自由なので、どのくらいの予算なのかわかりにくいです。
注文住宅は、どのくらいで建てることができるのか、その予算の算出について年収別に紹介していきます。

アンケートをとってみたところ、注文住宅の予算で一番多かった回答は、3000万円台、次に2000万円台でした。
それぞれの年収を考慮して、その年収の中で無理ない範囲の返済を考えると、このくらいの方が多いです。
また、数は少ないけれど、5000万円以上、と答える方もいました。
一生ものの家に後悔をしたくない方も多いのでしょう。

実際に注文住宅を建てた世帯の年収平均は、659万円でした。
また、新築の注文住宅を建てた世帯は、30代で居住人数は、4人が最も多いです。
注文住宅を購入する際の資金は、自己資金が1,529万円、借入金が2,647万円、合計4,176万円となっており、購入金額の36.3%を自己資金でまかなっています。

通常、住宅購入の予算は年収の5倍、と言われています。
しかし、この数字を鵜呑みにしてはいけません。
例えば、年収400万円の人と1000万円の人で比べると、年収400万円の人は住宅購入予算は2000万円、年収1000万円であれば、5000万円です。
購入予算が増えると、ローン支払い額は多くなりますが、保険料や生活固定費の比率は低いため、余裕を持って返済できます。
逆に、年収400万円の方は、生活固定費の比率が多いため、返済額が少なくても返済不能になってしまう可能性は高いです。

年収を考慮して住宅購入予算を出すための式は、「予算×年収倍率+自己資金‐諸費用」です。
年収659万円の世帯であれば、年収倍率を6.1倍にすると、659×6.1=約4000万円になります。
そこに自己資金、800万円を足して、合計4,800万円です。
諸費用150万円とすると、住宅購入予算は4650万円です。

□注文住宅でお金が必要になるタイミング

いつ、何にどのくらいお金が必要になるのかをあらかじめ知っておくことは大切です。

土地を購入する際には、土地の引き渡し時と売買の契約時の2回支払いのタイミングがあります。
土地の売買契約時、土地は高額であるため、一度に支払わずにローンを組むことが多いでしょう。
この場合、頭金の支払いが生じます。
住宅ローンが下りるのは引き渡し時なので、このタイミングでの手付金支払いが必要になってきます。

建築時には、見積もり作成費用が必要になります。
この料金は会社によって無料のところもあれば、約10万円かかる場合もあります。
建築工事では、その工事進行中にも支払いが生じる場合もあります。
この支払については、いつにどのくらい必要なのか契約書に書いてあるのでよく確認してください。
着工時に支払う着工金は、建築工事代の約30%です。

□費用を抑えるポイントを紹介!

注文住宅では、どんどんオプションなどを付けていくと予算をオーバーしてしまうこともあります。
そのため、コストを少しでも抑えるためのポイントを紹介していきます。

延床面積を減らすことによって工事費用を抑えることができます。
延床面積とは、すべての階の面積を合計したものです。
この面積が5坪広くなると、250万円もの違いが出てしまいます。
なるべく面積を最低限にしましょう。

また、建物の形をシンプルにすることで使用する資材の量を抑え、建築に関する人件費や公費を削減できます。
家の形は、正方形、長方形にするとコストダウンが望めます。

水回りを近くに置くことによって、配管工事費の削減できます。
キッチンや洗面、トイレなどを集中させる間取りを設計してみてください。

また、窓の数を絞り、大きい窓をつくらないようにすると費用が少なくなります。
窓の設置費用は数が多ければその分多くかかってしまうので、削れそうであれば、少なくしましょう。

収納場所は、複数設けてしまうとその分複雑な間取りになり、コストがかかってしまいます。
なるべく1か所にまとめることにより、コストダウンできます。
また、収納場所に扉を付けない作りにすることで設置費用が抑えられます。
最近では、低下で収納スペースを有効活用できる便利グッズが売っているので、そういったものの活用で補うことが可能です。

□注文住宅を建てる際にかかるお金の注意点

住宅の見積もりをしてもらう際に見なければいけない点はいくつかあります。
これらを見落としてしまうと、後から大きなトラブルにつながることにもなるので、ここでしっかりと対策しておきましょう。

注文住宅の見積もりは、1社ではなく、いくつか複数の会社に出してもらいましょう。
1社だけにお願いすると、その見積もりが低いのか高いのかがわかりません。
比較することで、適切な金額の会社を見極めましょう。

□まとめ

注文住宅において、費用は大きくなります。
そのため、事前にしっかりと準備しておきましょう。
返済に関しても、無理のない範囲でローンを組むことが理想的です。
そして、色々な工夫をして低コストで行うことを意識して、理想の家を建てましょう。
見積もりを出してもらう際にも、契約書をよく読むことが必要です。
また、複数の会社に見積もりをお願いすることで比較してみてください。
さいたま市で注文住宅をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。

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